あなたにぴったりのパソコンは? その1 2年ほど前にも「どこのパソコンを買ったらいいの?」と題して書かせていただきましたが、その頃とはずいぶん状況が変わってきました。いわゆる「なんでもできる」「ソフト満載テンコ盛り」のパソコンから、ユーザーのニーズに合わせて機能を絞り込み、その分価格を抑えたものまで、たくさん出て来て、購入の際の選択幅が広がると同時に、初心者にはますますわかりにくくなって来ています。
インターネットを見るのとEメールが主な用途なら、それほど最新高性能のパソコンは不必要です。今話題の10万円を切るパソコンでも、ほとんどの場合、インターネットを見るためのソフト(インターネットエクスプローラー等)と、メールソフト(アウトルックエクスプレス等)は付いていますので、ぜんぜん問題ありません。
自分専用のスペースが余っている方は問題ないのですが、お店では小さく見えていても、買ったあと、いざ置いて見たときに意外に大きいことに気がつくものです。省スペースを考えると、ノート型か、液晶デスクトップ(縦置き可能型)、または本体と液晶が一体になったものになります。
パソコンの能力としては、それほど高性能なものは必要ありませんが、ソフト(ワード、エクセル、一太郎など)が入っていないとお話になりません。有名メーカー製のそこそこのパソコンには、ほとんどこれらのソフトが最初から入っていますので便利です。ただ、会社で使っているものと、ソフトのバージョンが異なる場合には、要注意です。基本的に新しいソフトで作ったものは、古い方では読めません。家の方が新しい場合には、「古い形式で保存」という、やや面倒な方法が必要になります。(「バージョンアップとデータの互換性」参照)
実は、これが一番高性能なパソコンを必要とします。フルカラーの大きな画像を画面上で扱うためには、大量のメモリーが必要ですし、CPUも速くないとイライラすることになります。さらに、デジタルビデオなどから動画を読みこんで編集などということになりますと、ハードディスク容量もいくらあっても足りません。現時点での目安としては、メモリー128MB以上、CPUは500MHz以上、ハードディスクは15GB以上というところでしょうか。 |