ちょっと便利なアクセサリ その2

 毎日暑い日が続きます。初期の頃のパソコンは、暑い日に冷房のない部屋で連続使用すると、自分の発生する熱で暴走することがありましたが、さすがに、最近はそんなことはないようです。

さて今月は、先月に続いて、「アクセサリ」の中から、ちょっと便利なプログラムを見ていくことにしましょう。例によって「スタート」ボタンから、「プログラム」「アクセサリ」と開いて、その中の「システムツール」を見てみましょう。

「システムモニター」=パソコンの使用状況がグラフで表示されます。たとえば、「カーネル:プロセッサ使用率」のグラフには、パソコンのCPUが、今どの程度の余裕を持って仕事をしているかが、%で表示されます。大きなファイルを開いたり、重たいソフトを立ち上げた時などは、100%近くまで上昇し、がんばってるなーというのが実感できます。このグラフが常に100%近くに上がりっぱなしなら、CPUの能力不足と言えるでしょう。「メモリーマネージャ:使用中スワップファイル」には、スワップしているデータの量が表示されています。この数字がいつも数十MBもあるようなら、搭載メモリー不足かも知れません。

「スキャンディスク」=ハードディスクやフロッピーディスクのエラーをチェックし、必要なら見つけたエラーを自動的に修復してくれるソフトです。ハードディスクについては、ほとんど行う必要はないと思いますが、エラーが出て読めなくなってしまったフロッピーが、これで回復できる場合があります。「チェックするドライブ」を「3.5インチFD」にし、「チェック方法」を「完全」に、「エラーを自動的に修復」にチェックが入っていることを確認して開始ボタンを押します。

「デフラグ」=前にも書きましたが、ハードディスクの中の断片化されたデータを、きれいに順序良く並び替えてくれるソフトです。かなり時間がかかるので、寝ている間にやるのが正解かも知れません。実行時には、スクリーンセーバーは動作しないようにしておきましょう。Windows98では、時間を決めておいて、自動的に実行することができるようになっています。(
「ハードディスクの整理 Part1」参照

「リソースメーター」=これもパソコンの稼動状況をグラフ表示するためのもので、リソース(主にソフトウェアが動く時に使用されるメモリーを指す)の空き具合が表示されます。初期の頃のパソコンでは、大きなソフトをいくつも起動すると、いわゆる「リソース不足」が起こって、暴走したりすることがあったようです。最近のパソコンでは、こんなことはまず起こらないと考えて良いので、「リソースメーター」は無用の長物ですが、デスクトップの隅にチラッと起動しておけば、ちょっとカッコいいかも知れません。

「ディスク・クリーンアップ」=Windows98から標準装備されたプログラムで、ハードディスクの中の不要なファイルを見つけて、自動的に削除してくれるものです。インターネットをよく使われる方は、自然に不要ファイルがたまってしまいますが、これを使えば、これらの余計なファイルが簡単に削除できます。

「ドライブ・スペース」=ハードディスクなどの内容を圧縮し、空き容量を確保するためのプログラムです。が、圧縮してしまった場合、ディスクの一部にエラーが発生すると、全体が復旧不可能になるというのが定説となっています。余程のことがない限り、使わないほうが無難でしょう。


かんたんパソコン講座目次
トップ アイコン
トップ