タイ |
タイに初めて行ったのは2003年ごろだったと思う。それまでのタイのイメージは、ずいぶん前に見た「エマニエル婦人」の映画の中、民族衣装に身を包んだ女性たちと、街なかの雑踏の風景。そんな景色が自分の頭に刷り込まれていたので、バンコック市内を見た時は驚いた。上の写真はホテルの30階くらいからのものだが、東京や大阪と変わらない。上海でも同じだったが女性のファッションもほとんど同じ。アジアの都会はほんとにどこも同じになりつつある。 |
田舎に行けば、さすがに少しは日本と違うところもあって、田圃の傍には写真のようなヤシの木が生え、どデカい耕運機で田圃を耕している。この写真を撮ったのは11月、気温は35度くらいあったが、湿気が少なくて割と過ごしやすかった。 |
そのホテルから一歩外に出ると、もうそこには昔ながらの「アジアの雑踏」が広がる。台湾や中国でも同じ、このギャップ感がなかなか良い。以前に比べて少なくはなったが、道端には色んな屋台が出て、歩道には安い食べ物屋のテーブルが張り出し、マッサージの店が林立状態である。ほとんどの店には日本語の看板やメニュー、説明板の類いがあって、不便はない。 「マッサージの店」と言うと、多くの方はいかがわしいサービスを連想するかも知れない。もちろんそういう店もあるのだろうが、少なくとも通りに面した店は全て前がガラス張りで、中の様子がよく見えるようになっている。女性客も多い。 マッサージの種類は「タイ古式」「フット」「オイル」「フェイス」などたくさんあって200〜300バーツ(3倍すると日本円)、安い。 ガラス張りで外から見えるのはフットマッサージ、みんな気持ち良さそうに揉んでもらっている。 同僚が前に行ったことがあるという古式マッサージの店に行くことにした。この店は路地の中にあってガラス張りでもないので、知らないとちょっと一人では怖くて入れそうにない。前金で2時間分300バーツを払うと、洗い場に案内され、女性がタワシと石鹸で足を洗ってくれる。 待つことしばし、案内されたのが写真のような個室。障子のような間接照明が薄暗く、誤解されても仕方のない雰囲気ではある。パジャマみたいな服に着替えて待っていると、割と若い女の人が来てくれた。(ドキドキ) それから2時間、体中の筋を思いっきり伸ばされ、手、足、首、腰、全ての関節を鳴らされた。 |