紀伊半島の南の方をみんな「南紀」と呼ぶが、昔からそこに住んでいる人は南紀と言わずに「紀南」(きなん)と言う。湘南、阪南、道南って言うのだから紀南で良いはずだが、いったいいつから南紀と言う呼び方が定着したのだろう?
その紀南に住んでいた頃は、少しでも早く田舎を出たいと思うと同時に、田舎の発展を心から望んでいた。一時ウワサのあった原子力発電所さえも、出来ればいいと考えていたくらいだ。
今、長く離れて暮らしてみて、つくづく変わらないことの有り難さを感じる。帰省の際には、もう少し高速が伸びてくれたらと思うこともあるけれど、昔遊んだ山や川がそこにあるというだけで気持が安らぐ気がする。
写真は、近くの山にある大きな檜の木。外材に押されて、もし今切って売っても木出しの工賃も出ないかも知れない。山がだんだん荒れていく・・・
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