メールの心得 今年の年賀状配達総数は約22億枚(国民一人当たり約18枚)で、ここ数年は毎年5%くらいずつ減ってきている、というようなデータが郵政公社から発表になっています。 (以下参照) http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/yubin/ ハガキの年賀状が減ってきている原因は、新年の挨拶を、携帯やEメールで済ませる人が増えているからという説もありますが、ホントのところはどうなのでしょうか? 何にしても、私たちの生活から、携帯メールも含めたEメールは無くてはならない存在になっているのは確かなことでしょう。今月は、今さらながらと言う感もありますが、「メールの心得」ということで、Eメールを使う上でのちょっとした注意事項をまとめてみました。 @長ったらしい挨拶文は不要 簡潔に済ませられるのがEメールの良いところ、「拝啓」や時候の挨拶は書かなくても失礼にはあたりません。逆に、人によっては日に何百通もメールを受け取る方もおり、長い前置きはかえって迷惑となります。仕事のメールでも、すぐに用件を書いて何ら問題はありません。 Aできるだけ「TEXT形式」を使う Windows環境でいちばんよく使われている「アウトルックエクスプレス」では、メールの形式を「リッチテキスト(HTML)形式」か「TEXT形式」かを選択出来るようになっています。HTML形式を使えば、文面に画像をそのまま貼り付けたり、音楽やアニメーションを付けるなど、多彩な使い方ができるのですが、相手のメールソフトによっては開けない場合があり、容量も大きくなってしまいますので、「TEXT形式」を選ぶのが無難です。ひところ流行った「ポストペット」などは「リッチテキスト形式」のメールは受け取ることができませんでした。 B機種依存文字は使わない 機種依存文字とは、特定のパソコンでのみ正常に表示される文字のことで、@A・・・などの丸囲み文字や、梶Aрネどの省略文字、広い意味では半角カタカナ文字などもこれにあたります。例えば、以前のMacでは丸囲み文字を表示することができませんでした。 Cむやみに転送しない 誰かから来たメールをそのまま他の人(あるいは多数の相手)に転送する場合、普通に「転送」を選択すると、元の送り主のメールアドレスがそのまま添付されるので(アウトルックエクスプレスの場合は本文中に付いてしまう)、転送先全員にそのアドレスを公開してしまうことになります。気の合った仲間で公開しても気にしない場合は良いのですが、中にはアドレスを知られたくない方もおられるでしょうから、転送する場合は送信元の了承をとってから行うのが基本です。 D多数の宛先には「BCC」を使う 上とも関係しますが、1つのメールを多数の相手に発信する場合、「宛先」や「CC」欄に全員のアドレスを書くと、そのアドレスが全て、受取人全員に公開されてしまいます。これについても色々なトラブルのもとになることがありますので、多数の相手に送る場合は「BCC」欄の使用をお薦めします。ここアドレスを書けば、受信者には他の受信者のアドレスは一切公開されませんので、他の誰に送ったのかがわからなくなります。 なお、「アウトルックエクスプレス」の設定により「BCC」欄が表示されない場合があります。この場合は、上部メニューの「表示」で「すべてのヘッダ」をクリックしてチェックを入れてください。
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