クリスマスカード
 
 早いもので、あと少しで今年も終わりです。年末までには、まだまだやらなければならない事が山のようにあって、毎年この時期になると、どうしてもっと早くやっておかなかったのかと悔やむことばかりです。

 さて、いつもこの時期には年賀状の作り方みたいなことばかり書いていますが、ことしは少し趣向を変えて、クリスマスカードの話にしました。
 最近は、ハガキやカード印刷用のソフトもいろいろ出まわっているのでそれを使っても良いのですが、便利さのあまり、ついつい手を抜いてできあいの画像なんかを使ってしまって、あまり代わりばえのしないものになりがちです。

 今回は一般的なワープロソフトの「Word」を使用して、少しオリジナリティのあるカードにチャレンジしてみましょう。

 「Word」を立ち上げたら、まず用紙サイズの設定をします。上部メニュー「ファイル」「ページ設定」「用紙サイズ」で、「ハガキ100x148mm」を選んで、「印刷の向き」は横にしましょう。ついでに「余白」は上下左右とも15mmくらいにしておくと良いでしょう。
 まず、定番の「Merry Christmas」の文字ですが、ちょっと凝った文字にしたいので「ワードアート」機能を使ってみます。同じくメニューの「挿入」「図」「ワードアート」をクリックすると、いろいろな文字装飾のサンプルが出てきますので、お好きなデザインを選んでOKをクリックしてください。そうすると文字入力の画面になりますので、とりあえず「Merry Christmas!」と入れましょう。OKを押すと画面上にデザインされた文字が作られます。

 文字の大きさや縦横の比率を変えたいときは、文字上で1回クリックすると小さな四角記号が出ますので、それをドラッグします。もし入力した文字を変えたいときは、文字上で右クリックし、「テキストの編集」を選んでください。先ほどの文字入力の画面に戻ります。
 次は絵の挿入ですが、ちょっとしたテクニックを使ってみましょう。上と同じように「挿入」の「図」から「オートシェイプ」をクリックします。画面の左上の方に「オートシェイプ」と書かれた小さな枠が現れましたね?この中の図形を選ぶことによって、文書の中に色んな図形を書くことができます。今回は右から二つ目の「吹き出し」を選んでみましょう。また小さな枠が開いて、いろいろな吹き出しの形が出てきます。とりあえず右上の「雲形吹き出し」にしましょうか。これをクリックして選択したら、元のカード上をドラッグすると、雲形の図形が描かれます。

 さてここからがテクニックになります。図形の縁に近いところを右クリック、「オートシェイプの書式設定」を選びます。「塗りつぶし」の「色」のところの黒い三角をクリックして、「塗りつぶし効果」「図」と選び、「図の選択」を押すと、挿入される画像を選択できるウィンドウが開きます。普通は「My Pictures」のフォルダが開きますが、写真などを別のフォルダに入れておられる方は、そのフォルダを指定することももちろんできます。好きな写真や画像を選んでから、OK、OKと戻って行くと、あら不思議、先ほど描いた「雲形吹き出し」が自分の選んだ写真(または絵)で塗りつぶされ、ちょうど写真(絵)が図形の形に切り出されたようにすることができます。
 この方法は応用範囲が広いので、カード作りにかかわらず、ぜひ試してみてください。

 今年も例年通り、12月の短期集中講座として「初心者のための年賀状作成講座」を開きます。お誘い合わせの上、どんどんご参加ください。


かんたんパソコン講座目次

トップ