プリンタいろいろ


 パソコンの出荷台数が3年ぶりに増加に転じたとの記事を読みました。どうにかこうにか景気も持ち直して来たのでしょうか?「新3種の神器」と呼ばれる「薄型大画面テレビ」「DVDレコーダー」「デジタルカメラ」が景気を引っ張っているとの事ですが、この調子で世の中全体が上向いてくれれば良いのですが。

 さて今月は、「プリンタ」のお話です。
現在、わが教室には計4台のプリンタがあります。まず、一番古いのが白黒のレーザープリンタ。印刷速度が非常に速く、コピー機と同じくトナーが紙に焼き付けられる仕組みなので、印刷はかなり綺麗ですし、印刷した物が水に濡れてもにじむようなことがありません。そのため、以前は主に講習用のテキストの印刷に活躍していましたが、最近はテキストもカラーで作ることが多くなってきたので、使用頻度はかなり減ってきています。カラーのレーザープリンタも、昔に比べればずいぶん安く買えるようになっては来ましたが、安いものはやはり性能がそれなりなので、今のところ買う予定はありません。
            LP-800

 2番目はごく普通のA4インクジェットプリンタで、使用頻度はこれが一番多いでしょう。これは「染料タイプ」と呼ばれるインクなので、水には弱い上に、写真などの色あせは起きやすいと言われています。ただ、テレビでもよく宣伝しているだけあって、高精細で写真専用紙に印刷したときの綺麗さはかなりのものです。
           BJF900

 3番目は、A3インクジェットプリンタです。このプリンタのインクは「顔料タイプ」のもので、精細さは少し落ちるのですが、印刷した物が水に強いと言われていること、長期間保管時の色あせが少ないと言われていることから、長く置いておきたい写真などはこれで印刷する事が多いです。写真用紙としてロールタイプのものがセットできるようになっており、連続してどんどん印刷することができます。
           PM-4000PX

 4番目、一番最近買ったのは、いわゆる「複合機」と言われるもので、プリンタとスキャナとコピーの機能が一緒になったものです。複合機ともなると、図体が少し大きいので、迷っていたのですが、使ってみるとこれがなかなか便利。特によく使うのがコピー機能で、以前は、本や書類をコピーする時には、まずスキャナーで取り込んだあと、画像の大きさを調整してプリンタで出力していました。ところが複合機だと、読み取り部に書類を載せて、コピーのボタンを押すだけで、等倍のコピーが出て来ます。また、写真のネガを直接読み取る(自動で)こともできるので、昔撮った写真の整理に大いに役立っています。また、デジカメのCF(コンパクトフラッシュ)やSDカードがそのまま差し込めるようにもなっていて、いちいちパソコンに取り込まなくても印刷できるのがまた便利なところです。
           PM-A850

 いろいろの都合でこれだけのプリンタを使い分けていますが、悩みの種はインクの種類です。メーカーも2つ(E社とC社)あるため、カートリッジは全く異なります。また、同じメーカーでもプリンタの型式により使うインクが違いますので、インクの予備だけでも置き場所が大変です。初期のインクジェットプリンタなどは、注射器みたいな容器に入った別売りインクを買ってきて、自分で補充することができたのですが、最近のものは、「純正インク」でないとダメらしいので、こんな手も使えません。

 文字の印刷なら、プリンタの性能はほとんど気になりませんが、写真の場合はもろに性能差が出ます。デジカメの写真を生かすために、プリンタの買い換えも検討されてはいかがでしょうか?

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