年賀状を作ろう!

 もうそろそろ今年も終わり。例によって、年末までには「年賀状」の山を越さなければなりません。手書きでやっていた頃に比べれば、ずいぶん楽になってはいるとはいえ、やはり面倒には変わりありません。
 文面はパソコンで作って、宛名だけでも手書きにしようと思ったこともありましたが、やはり枚数をこなすのは大変で、特に「毛筆印刷ソフト」が出てからは、もっぱらそれに頼っています。自分の筆跡を登録して、印刷もその筆跡でやってくれるソフトが出ても良さそうなものですが、なかなかお目にかかりません。(「開発中である」とは何かの記事で読みましたが。)

 例えば「筆まめ」などの年賀状作成ソフトを使えば、「ウィザード」という機能がありますので、画面の指示に従って進んで行くだけで、割合簡単に文面ができてしまいます。ただ、どうしても選ぶ画像とかの好みが重なってしまうと見えて、全然別の方から、まったく同じデザインの年賀状を受け取ったりすると、思わず微笑んでしまうと同時に、「パソコンの功罪」を考えてしまいます。致し方無い事ですが。

 少しでもオリジナリティを出すなら、自分の描いた絵や写真を取り込んで、文面に貼り付けるのが一番です。今なら「携帯」のカメラで撮った写真を、パソコンのメールに簡単に転送できますので、一部に貼り込むならば、画像のサイズ的にもこれが最適な方法かも知れません。解像度が非常に上がっている最近のデジカメで撮った写真を、そのまま貼り付けようとすると、データのサイズが大きすぎて、文面の作成や印刷に異常に時間がかかることがあります。(パソコンの能力にもよります。)

 こんな時には、画像のファイルサイズを小さくする必要があるのですが、貼り付けた後で画面上の写真をドラッグして小さくしても、データ量は変わりません。軽くするためには、貼り付ける前に何らかの方法でサイズを変えておく必要があります。

 特別なソフトを使わずに、写真のデータ量(解像度)を減らすには、どのパソコンにも付属していて使い慣れた?「ペイント」がわかりやすいでしょう。デジカメの画像はjpeg(jpg)という形式がほとんどですので、ペイントで開いた後、上部メニューの「変形」「伸縮と傾き」から、例えば水平垂直方向ともに50%にすれば、データ量は4分の1になります。これで良ければ「名前をつけて保存」をしてください。もう少し小さくしたいときは、この操作を繰り返すことになります。あまり小さくしすぎますと、貼り付けたあとでギザギザした写真になってしまいますので注意しましょう。(古いパソコンではペイントでjpgデータが開けないものもあります。)

 新しくパソコンでハガキ印刷をする場合、住所録の入力が大変なのですが、すでに古いワープロ等で印刷用の住所録を作っておられる場合でも、最新のパソコンに住所録データを移せる場合があります。方法につきましては一度ご相談ください。

 さて、パソコン教室「Nishi」では、短期集中講座として、今年も「初心者のための年賀状の作り方講座」を開催します。パソコン初心者の方で、写真や絵入りの年賀状にトライしたい方、2回〜3回の受講で、作り方の実習から始めて、少ない枚数であれば実際に印刷まで済ませてしまいますので、お忙しい方でも効率的な時間の活用ができます。作成には、主に「筆まめ」というソフトを使いますが、ノートパソコン等で別のソフトをお持ちの方は、パソコンをお持ち込みいただければ、そのソフトにてのご指導もご相談に応じます。もちろんパソコンをお持ちでない方でもOKですので、お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

 

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