トラブルいろいろ

 さすがに3月ともなると、肌寒い中にも春の足音がはっきりと聞こえて来ました。世の中あいかわらず不況一色ですが、暖かな風がこの沈滞を吹き飛ばして欲しいものだと思います。
さて今月は「トラブルいろいろ」と題して、最近経験したパソコンに関するトラブル(主に生徒さんからのお問い合わせ)と解決方法をまとめて見ました。

●インターネットの初期画面が変わってしまった。

 サイトの中には、一度アクセスするだけで勝手にパソコンの設定を書き換えて、次からそのページが最初に開くようにしてしまうようなサイトがあります。直し方は、「スタート」「設定」「コントロールパネル」から「インターネットオプション」を開き、「全般」タブの「ホームページ」の「アドレス」欄を修正します。
(例えば http://www.yahoo.co.jp/ とかに)
(デスクトップのインターネットアイコンを右クリックし、「プロパティー」からでも同じ設定画面に行けます。)

●ADSLやCATVなどで、突然インターネットがつながらなくなった。

一度、パソコンを終了してから、「モデム」の電源を切って見ましょう。(スイッチが無い場合は電源コードを抜く)ちょっと乱暴ですが、モデムが初期化されて、かなりの確率でつながるようになります。理由がわからない不具合のときには、一度電源を全部切って再起動するのが効果がある場合が多いのです。

●長い文章をプリントしていると、途中でプリントが中断されてしまったり、訳のわからない文字が打ち出されたりする。

 少し古いパソコンの場合には、メモリーの不足が原因と考えられます。お店でメモリーを購入して追加して見ましょう。また、プリンタメーカーのホームページから、最新のドライバをダウンロードしてインストールしてみるのも有効かも知れません。

●プリンタから「ガガガ」とひどい音がして、うまく印刷できない。

 油切れかも知れません。プリンタのカバーを開けてスライドバー(ピカピカ光る丸い棒)に少量の油(ミシン用で可)を塗ってみましょう。ウソみたいに静かになる場合があります。

●パソコンを点けっぱなしにしておくと、動作速度が極端に遅くなる。

 何らかの原因でメモリーが開放されない(使われっぱなし)状態になっています。後から入れたスクリーンセーバーが原因のこともあります。こんな時も、一度電源を切って再起動すると元に戻ります。なお、先月ご紹介したオンラインソフトの中には、1クリックでメモリーを開放してくれるようなソフトもありますので、上記のようなことが頻繁に起こる場合は、ダウンロードして使ってみてください。

●せっかく作った音楽CDがCDウォークマンで聞けない。
 しばらく前の再生機器ですと、CD−Rに対応していない(読みとれない)ことがあります。他の新しい機器で再生してみて、やはりできない場合はCDの作り方の問題、新しい機器で再生できた場合は再生機器の問題です。

●デジカメの写真をメールで送ろうとしたら、容量が大きすぎて送れなかった。(または、大きすぎると先方から文句を言われた。)

 最近では高速通信が普及してきたので、大きな写真でも気にすることは少なくなりましたが、電話回線でつないでいる人も、まだまだたくさんおられます。このような場合、大きな画像が添付されたメールを受信するために1時間以上もかかるというようなことが発生します。写真を添付する時には、かならずファイルサイズを確認して、大きくても500KB程度になるまで解像度を落としてから送るようにしましょう。

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