パソコンでテレビが見たい!

       
  もう4月。いつものことながら時の経つ速さには本当に驚かされてしまいます。皆さんも新しい学校や職場への期待にワクワクされておられることでしょう。当パソコン教室も、開設以来、丸4年が過ぎ、よく続いてきたなぁと思う反面、時の流れに取り残されないように、日々新しいことを取り入れていかなくてはと、気持ちを新たにしています。

  テレビを見られるパソコンが最近よく売れているようです。単にテレビ番組が見られるだけのものはずっと前からあったのですが、パソコンの性能向上(ハードディスクの容量増加とデータ圧縮技術の進歩)で、最近のものはパソコン本体内に予約録画までできるようになっています。画面の大きさも自由に調節できるため、パソコンで文章入力などの仕事をしながら、画面の隅に見たいテレビを写しておく、というような使い方もできますので、うらやましく思っておられる方も多いのではないでしょうか?

  これらテレビ機能つきのパソコンでなくても、周辺機器を取り付ければ同じことができるようになります。「USB接続のビデオキャプチャーユニット」と呼ばれるものがそれで、いろいろなメーカーから販売されていますので、USB端子がついていればノートパソコンでもテレビを見たり録画をしたりできます。

  注意しなければならないのは、ご自分のパソコンのハードディスク容量です。動画の保存は膨大な容量を必要とします。高画質で録画した場合、1時間で3G(ギガ)バイトも必要になります。もちろんテレビを見るだけならこんな容量は必要ではありませんが、少し前のパソコンには少々きついところですね。

  次に画面のきれいさですが、高画質とは言っても、テレビそのものを期待すると大幅に物足りなさを感じます。画面いっぱいに大きく表示させると、粗さが目立ちますし、チャンネルの切り替えなどに少し時間がかかったりするのが普通のようです。

  さて、雑誌などで昨年(2000年)の国内パソコン出荷実績が発表になっています。それによりますと、年間の出荷台数は過去最高の1400万台(前年比32%)を記録、(昨年だけで日本人の10人に1人が買った勘定ですね)この不景気な世の中で、ひとりパソコンだけがよく売れたようです。

  ノートパソコンとデスクトップの比率は、初めてノートのほうが多くなったそうです。

  気になる各メーカーのシェアですが、やはりNECが22%でトップ、続いて富士通(20%)、IBM(9%)、ソニー(7%)、東芝(7%)の順となっています。もちろんこれは企業で購入されたものと個人購入の分が一緒になっており、企業に強いNECと富士通ですから、個人購入分に的を絞ればソニーがずっと上に行くのではないでしょうか?また、一時iMacが好調だったアップルは、その後思ったように伸びず、昨年の4位から7位に下がってしまったのは少し気がかりです。反対に伸びたのがソーテックで、アップルとの意匠問題で有名になったわけでもないのでしょうが、低価格戦略とCM攻勢で初めて9位に入りました。

  森首相(これが記事になるころにはもう替っているかも???)が提唱したIT推進の影響もあって、小学校や中学校にもパソコンがどんどん導入されるようになってきましたので、頭打ちと言われながらも、今年もパソコン業界は順調に成長していくのでしょう。

  家族で1台から1人1台の時代になって、パソコンも個性化の時代になっている気がします。中に使われている部品などは、どこも同じと言ってもいいくらいですので、これからは、パソコンも外見(デザイン)とか特化した機能だけで選ばれるようになるのでしょう。持っているだけでほのぼのと嬉しくなるような、そんなデザインのパソコンが欲しいです。

  iMacを手離してしまったため、Mac-Osをお教えすることができなくなりました。お問い合わせいただきました何人かの方々、どうも申し訳ございません。この場をお借りしましてお詫び申し上げます。

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