スタートボタンで終了???

  
先月号の続きで、パソコンの電源を入れるところから、簡単な操作を復習しています。先月は「メモ帳」というソフトを開いたところで終わってしまいました。今日は、この「メモ帳」に文字を入力してみましょう。


1. とりあえず何かキーを押してみよう。

  
キーボードに慣れていない方は、少しとっつきにくいかも知れませんが、これはもう「慣れ」しかありません。最近は音声で入力できるパソコンも出てきてはいますが、やはり主流はキーボードです。ワンフィンガーでいいのです。少しずつ慣れて行きましょう。
先月号に書いた手順で「メモ帳」を開いたら、キーボードの左のほうにある「A」のキーを押してみてください。小文字の「a」が画面に出ましたか?次に左下方の「Shift」キーを押したままで同様に「A」を押して見ましょう。こんどは大文字の「A」が出ましたね。「Shift」キーは大文字と小文字の切替に使用します。
(パソコンの設定によっては、大文字と小文字が逆になることもあります。)


2. 日本語の入力

  
メモ帳を開いたばかりの状態では、日本語(漢字)が入力できる状態にはなっていないのが普通です。
ですから、キーボードからはいわゆる英数字がそのまま入る状態(直接入力)になっています。ワープロのように日本語入力を行うためには、切替操作をしてやらなければなりません。この操作はマウスでもできますが、キーボードでやるほうが速いのでそっちのほうを覚えてください。左下方の「Alt」キーと左上方の「半角/全角」キーを同時に押します。「同時に」というとタイミングを合わせて押さなければいけないと誤解する方が多いのですが、その必要はありません。親指で「Alt」を押して、そのまま中指で「半角/全角」キーを押せばいいのです。
(この操作は、NECの旧PC98では「CTL」キーと「XFER」キーになります。)
これで日本語が入力できる状態になりました。試しにまた「A」のキーを押してみてください。こんどは「あ」と表示されましたか?同様に「I」なら「い」と表示されます。入力したら右方の「Enter」キーを押して文字を確定しましょう。


3. 入力方法は「ローマ字」を推奨

  
ワープロをお使いの方はご存知と思いますが、日本語の入力方法には「かな入力」と「ローマ字入力」があります。(切替可能)「あい」と入れる時に、「あ」(3のところ)と「い」(Eのところ)を入れるのが「かな入力」、「A」「I」と入れるのが「ローマ字入力」ですね。特にご年配の方は、英字に抵抗があるのか、ワープロでも「かな入力」でやられている方が多いように見うけられますが、教室では、必要なキーの総数が少ない「ローマ字入力」を推奨しています。今から始められる方はできるだけ「ローマ字入力」でやられたほうが早いと思います。


4. 終了操作

  
紙面の都合で、もう終了操作です。パソコンは、この「終了操作」が少し厄介で、スイッチを切るという操作だけではいけません。まず、開いているウィンドウを閉じます。「メモ帳」でも何でも同じですが、画面上に開いたウィンドウ右上方のX印をクリックします。「…保存しますか?」と聞いてきますので、きょうのところは「いいえ」をクリックしましょう。すべてのウィンドウが閉じて、最初の画面に戻ったら、いよいよ終了操作です。
また、「スタート」ボタンをクリックします。終了なのにスタートは変ですが、そうなっているので仕方ありません。「スタート」ボタンから上方に開くメニューの一番下に、「Windowsの終了」がありますのでここをクリックします。画面が暗くなって、終了の画面が出ますので、「電源を切れる状態にする」をクリックして、「OK」をクリックです。
このまま自動的に電源がきれるものもありますし、手動でスイッチを切るものもあります。

  
来月はもう少し入力方法や保存の方法について詳しく書く予定です。


 

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