今月も前回に引き続いて、「あなたにぴったりのパソコンは？」ということで、書いてみます。

５．メールだけ楽しみたい方　

　前回、インターネットとメールのやり取りだけの用途ならば、それほど高性能のパソコンは不要ということを書きましたが、携帯電話でカラー画像のインターネットやメールができる時代です。若い方は、携帯電話でびっくりするくらい速くメールが打てるようですし、ＮＴＴの「エクシーレ」などのように、小さいながらもちゃんとしたキーボードの付いたメール専用機も安く出ていますので、わざわざパソコンでメールをする必要もなくなってきているのかも知れません。あえてパソコンが有利な点をあげるなら、ファイル添付（エクセルのデータとか写真や動画など）ができることと、多くの文字を送れること、それにポストペットに代表される「お遊び系」のメールソフトが使えるということでしょうか。（でも、きっとそのうち携帯電話版のポストペットなんかも出るんでしょうね…）


６．音楽関係に使いたい方

　「音楽」と言っても、単にパソコンをステレオがわりにしてＣＤを聞くだけならば、今売られているパソコンのほとんどの機種で可能です。ノートパソコンですとスピーカーが付いていないものがあったり、付いていても発音部が小さ過ぎて聞くに耐えない音質だったりしますが、そんな場合でもヘッドフォン（イヤフォン）を使えばそこそこの音では聞くことができます。パソコンでＭＤの録音や編集などがしたい場合は、はじめからパソコン本体にＭＤが付いているものが良いでしょう。（ＶＡＩＯなど）　さらに、ＣＤ−Ｒ／ＲＷが付いていれば、自分の好きな曲ばかりを集めたＣＤを作ることもできます。
さらに進んで、パソコンを使って作曲をしてみたい方もおられることでしょう。最近はＤＴＭと呼ばれるパソコン作曲用のソフトも非常に充実して来ました。従来はＭａｃ用のものが多かったのですが最近はＷｉｎｄｏｗｓ用の方が進んできたようです。これについての詳細は、また別の機会に書きたいと思っています。


７．ゲームがしたい方

　プレイステーション２が発売になった今となっては、「ゲーム用にパソコンを買う」というのはほとんど無意味です。別にＳＯＮＹの宣伝をするわけではありませんが、あの値段であれだけのゲームができ、音楽ＣＤは聞ける、ＤＶＤも見ることができるなんて、うそみたいですね。ＵＳＢ端子とかｉリンク端子も備えているので、将来は限りなくパソコンに近づく可能性があります。


８．ＣＡＤ（製図）に使いたい方

　世の中で使われているＣＡＤには非常にたくさんの種類がありますが、パソコンで動かせるのは２次元のＣＡＤがほとんどです。ＣＡＤソフトの価格は本当に「ピンキリ」で、高いものは数十万するものがある反面、インターネットから「タダ」でダウンロードできるものもあります。（例えばＪＶ−ＣＡＤ、そこそこ実用になります。）
（http://www.iris.dti.ne.jp/~jv-cad/）
ＣＡＤは、用途（建築、機械、電子等）別に独自に発達してきたためか、ソフトが変わると操作方法がかなり異なり、なかなか独学では習得は難しいようです。
さて、ＣＡＤに使うパソコンは、本体もさることながら、画面の大きさと精細さが最も重要です。最低１７インチ（液晶なら１５インチ）、できれば１９インチ以上のものでないと、実用には適さないと思います。