SNS
  
 ようやく春が来た感じです。冬が暖かかった分、夏があまり暑くならないのではないか?という予測ですが、やはり、冬は寒く夏は暑く、メリハリの効いた季節感が欲しいと思います。

 さて今月の話題は、今さらという感もありますが、SNSについてです。SNSとは日本では2004年頃から始まった「ソーシャルネットワーキングサービス」の頭文字ですが、こんな言葉を使うよりも、今では社会現象になるくらい有名になった「mixi(ミクシィ)」と言ったほうがずっと通りが良いくらいです。

 インターネット上に多数の人が集まる場所として、「フォーラム」や「掲示板」「ブログ」などのサービスはずっと以前から存在していました。これらは誰でも参加できる反面、いわゆる「荒らし」と呼ばれる悪意を持った書き込みに悩まされたり、言葉のやり取りがだんだん激しくなってしまって収集がつかなくなるような事態に陥ったりすることが発生するようになって来ました。(「炎上」と呼ばれる状態)

 mixiに代表されるSNSは、「会員制」あるいは「紹介制」の制度を採用することによって、ある程度参加を制限すると同時に、参加者のレベルを合わそうとしたものですが、この「既に会員になっている人の紹介が無ければ入れない」とか、「友達の友達までしか見られない」というような仕組みが、特に若い女性を中心にブレイクして、今では会員500万人とも言われるように、ネット上の一大勢力となっています。mixiの成功を見てか、同じように紹介制(無料)のSNSはその後たくさん出来ていますが、会員数ではmixiに遠く及ばないようです。

 誰かの招待メール無しでは、さぁ入ろう!という訳には行かないので、内容について書いてもしょうがないのかも知れませんが、参考までに一般的なことを書いて見ます。

 メインはやはり「日記」でしょう。この日記は普通のブログとは違って、書いた人に見ることを許された人しか読むことはできません。公開範囲は、「全mixiユーザー」「友達の友達」「友達のみ」から選択できるようになっていて、「友達の友達」を選択している人が多いようです。みんなに読ませたくはないが、あまり読者が少ないのも寂しい・・という乙女心?でしょうか。いずれにしても気心の知れた仲間、たまには「友達の友達」のように意外な人から色んなコメントがもらえて、ずいぶん盛り上がることもあるようです。開設時にはニックネームを登録しますが、友人にははっきり誰々とわかるニックネームを使っている人が多いです。

 次の大きな機能は「コミュニティ」でしょう。これも「会員制掲示板」みたいなもので、趣味を同じくする人や、同じ考えを持つ人、最近では同じ会社に勤める人とか、同じ会社に就職が決まっている人とかが集まって、いろいろな情報交換をしているようなものも見受けられます。コミュニティは見るだけならばmixiの会員であれば自由に可能なので、さまざまのコミュニティを読んでいるだけでも面白いかも知れません。ただし、意見やコメントを書き込むためには、ニックネームを公開して参加表明をする必要があります。

 その他、「足跡」機能、「メッセージ」機能等ありますが、基本は上に述べた「日記」と「コミュニティ」です。

 何にしても、誰かから招待メールをいただくまでは入りたくても入れません。若い人なら周りにたくさんのユーザーがいるので招待してもらうのは簡単かも知れませんが、ちょっと大人になるとなかなか難しいことかも知れません。実は筆者もその一人。興味をお持ちのお父さんやお母さんは、一度、娘さんや息子さんにお願いしてみてはいかがでしょうか?ただ、紹介すると「マイミク(マイミクシィ、友達のこと)」となって、日記などが読まれてしまうので、嫌がられる可能性は高いですが・・・。


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