「パソコンって、いったい何に使うの?」

 「パソコンって、いったい何に使うの?」 こんなご質問をよくいただきます。「色んなことができますよ。」とお答えしても、首をかしげられるばかり。確かに、ワープロやスーパーファミコンなどのように、用途や目的がはっきりしているものと違って、何となくイメージが漠然としていて、とらえどころが無い感じがしますよね。実際に活用されている方の使い方を拝見しても、その用途は千差万別、まさに十人十色の使い方ができるのがパソコンと言えるのです。  そこで今回は、当教室に来られている生徒さんの中から、実際にパソコンを活用されておられる方の使い方をご紹介して、ご参考にしていただきたいと思います。

  Yさんは保育園の先生。それまで手書きで作っていた、幼児の保護者さんとのコミュニケーションをはかるための新聞を、もっとかっこよくできないかと考えました。もちろん、家庭への持ち帰り仕事のため、「なんとか効率良くやりたい」という目的もありました。ワープロでもできないことは無いのですが、持っているワープロが少し古いこともあって、絵を配置したり、大きなきれいな文字を出すのがうまく行きませんでした。パソコンに入っているワープロ(WORD)なら、それが簡単にできてしまいました。デジタルカメラも手に入れたYさんは、今度は園児の写真を貼り付けたカラーの新聞にチャレンジしようと考えているところです。

  Oさんは、アメリカにホームステイ中の息子さんと、電子メールのやりとりをしたいと思っていました。電話は、時間帯がなかなか難しいし、何よりも、少し話すとすぐ電話代が何千円もかかってしまいます。また手紙だと、どうしても3〜4日というタイムラグが生じてしまいます。パソコンでインターネットが使えるようになったOさんは、インターネットメールを利用してそれができるようになりました。電子メールなら、送信とほとんど同時に向こうに着く上、一回あたり、20〜30円しかかからないのです。

  Uちゃんは小学校4年生。お父さんがパソコンを使っているのを見ているうちに、自分でもやってみたいと思うようになりました。習い始めてまだ4ヶ月しかたちませんが、この間は簡単なDTM(デスクトップミュージック)のソフトを使って、作曲をしてしまいました。 マウスでクリックしていくだけで色々な楽器を組み合わせる事ができるので、3時間もあればけっこう複雑な曲ができてしまうのです。 以上、パソコンを使ってできることのほんの一部分をご紹介させていただきました。 次回は「どこのパソコンを買ったらいいの?」です。お楽しみに。


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