

8. 設計の手順 つづき
D 各パーツやアセンブリを作る「向き(上下左右方向)」は、できれば全体組立時の向きに合わせて作っておくのが後々便利です。アセンブリ作業が容易になり間違いも少なくなります。但し、いろいろな向きに取り付けられるパーツはこの限りではありません。
E この時点でほぼ同時にすべてのパーツやアセンブリの「図面」も作って保存しておきます。少しずつ出来上がってくるそれぞれの立体の「寸法」や「隙間」の確認には図面のほうが便利なことも多いからです。もちろんこの図面もLOD(Level Of Detail下図参照)が上がるとともに同時に成長し、3Dモデルが出来上がったときには図面も(寸法や公差の追記は当然必要なので、少なくとも線画としては)完成していることになります。
F アセンブルは、最初の時点ではすべて「原点合わせ」でも可です。設計が進むにつれてそれぞれのパーツやサブアセンブリが適切な位置に配置されてきます。それを確認するのも管理者の仕事です。
G パーツ間の相互依存配置(面合わせなど)は使わないほうが良い場合があります。使用するCADソフトウェアによっては、相手部品の設計変更によりエラーが発生することがあるためです。
H 既製品(現行品)を何も変えずにそのまま使うパーツは、そのままでアセンブリしておくのが普通ですが、一部変更して使う予定のものについても、元になるパーツを「名前を変えて保存」しておいてそのままアセンブリしておく手もあります。

このように、パーツの詳細設計が完了していない状態でも、そのモデルを共有して、早い段階での効率的なDR(デザイン・レビュー)や生産性含めたさまざまな検討が可能です。

上図のように、概略設計の段階から図面を作成しておくのがポイントです。
パーツ間の隙間確認や、要求事項を満たしているかどうかの確認には、図面のほうが便利なことも多いためです。