長岡の花火





 新潟はたぶんいちばんよく行っている県のひとつだろう。特に長岡にはなじみの宿ができるくらい出張が多かった。

 時間を有効に使うため夜行寝台(ブルトレ)で行くことも多く、寝台特急「日本海」とか「きたぐに」をよく使った。 寝台列車では眠れないという人も多いけれど、自分の場合、あの1畳にも満たない閉塞空間が大好きで、枕元の少々暗めの蛍光灯で本など読んでいるうちに熟睡してしまう。ひょっとしたら閉所願望症(そんなのあり?)かも知れない。

 ある夏、新潟に一人で出張することが決まり、日にちも自分で決めることができた。で、帰る日を「長岡大花火大会」の日に合わせた。当然、帰りは夜行である。県北部での最終日の仕事を終えてからゆっくりと長岡に移動し、駅から花火が上がる川べりまで歩いた。堤防には桟敷席までできて、すごい人の数だ。近くの片貝というところの花火もすごいらしいが、長岡のもかなりのもの、ラストの三尺玉(直径1m!)までしっかり見て帰って来た。ちなみに最近は四尺玉っていうのができているらしい。

 (尚、写真は昨年の「淀川」花火です。)


戻る
   次へ