再度ウィルス対策について

 この記事が掲載されるのは、連休の最中でしょうか?連休と聞くと、帰省時の交通渋滞を思い出して、ちょっと憂鬱になってしまいます。休みが分散してきているので、渋滞も昔ほどでは無いとのことですが、それでもどこかに出かけるのは少し勇気が要りますね。
 最近は「パソコン」に関する話題がメディアに取り上げられることが、だんだん少なくなってきました。と同時に、「パソコンを習いたい」とうちに来られる方もだんだん減ってきて、以前は何か特殊なものであったパソコンが、ごく当たり前の「家電」並の存在になってきたのではないでしょうか?
 ずっと以前に当教室でご指導させていただいた、かなりご年輩の方から、素敵なEメールをいただいたりしますと、使いこなしておられるのだなあと感心するとともに、お教えすることができて本当に良かったと思います。

 さて、この欄でも何度かパソコンのセキュリティーとかコンピュータウィルスについて取り上げてきました。特にEメールを通じて感染を広げるウィルスについては、本人の知らないうちに、パソコンのアドレス帳にある宛先に勝手にウィルスを送付するなど、他に迷惑をかけてしまいます。しかも、送り主をカムフラージュするので、送られたほうは本当は誰から送られてきたものなのか、まったくわかりません。
(かんたんパソコン講座 その53参照)
http://www.tcn.zaq.ne.jp/nishi/sub53.htm 
 ですから、少しでもインターネットにつないだり、メールに使われるパソコンには、「ワクチンソフト」(ウィルスを見つけ駆除する)のインストールは必須です。

 ところが、いろいろ話をうかがってみますと、ワクチンソフトを入れておられなかったり、あるいは入れてはいても、「ウィルスパターンファイルの更新(アップデート)」をまったく行っていないために、せっかくのワクチンソフトが、ほとんど無意味になってしまっている方もおられるようです。

 前にも書きましたが、コンピュータウィルスは、新しいタイプのものが次々に出てきており(ウィルスを作ってばらまくのが趣味な人がいるので、本当に始末が悪いのです)、自分のパソコンの中のウィルスに関するデータを最新のものにしておかないと、せっかくワクチンソフトを入れていても、見つけてくれないことになってしまいます。ワクチンソフトを入れると、データのアップデートを薦める画面がしょっちゅう出てくるので、ちょっとうっとうしいのは確かですが、自分のパソコンばかりでなく、他の人にも迷惑をかけないために、ひんぱんにアップデートしたほうが良いのです。

 入っているインターネットプロバイダによっては、サーバーを通過するメールをすべてチェックして、ウィルスが含まれているとわかった場合には自動的に処理し、そのメールの配信はせず、「誰々からのメールにウィルスが発見された」旨の連絡メールだけを届けてくれるところもあります。(実を言うと、最近このメッセージがものすごく増えてきています。)
 ただ、感染源はメールばかりでなく、フロッピーやCD/Rなどの外部メディアを通じて感染することもありますので、やはりワクチンソフトのインストールは必要です。これらワクチンソフトは、インターネットを介してのダウンロードでオンライン購入することもできますが、ハードディスクにトラブルがあった場合には、再インストールが厄介なこともありますので、やはりお店でパッケージ版を購入されることをお薦めします。

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