便利な翻訳サイト

  蒸し暑くなって来ましたね。パソコンでも何でも、ちょっと思うようにいかないとすぐイライラするのは、やっぱり年のせいなのでしょうか?

 インターネットがほんとうにポピュラーになって、何かちょっと調べたいときに色々な検索サイトを使って、目的のサイトを探しておられる方は多いと思います。昔に比べればずいぶん便利なサイトが増えましたので、暮らしに必要な(もちろん不必要なものも…)だいたいの事はインターネットで調べることができます。ただ、かなり専門的なことや、マイナーな話題のことについて深く調べたいと思うと、どうしても日本国内のサイトだけでは物足りなくなって来ます。なんと言ってもインターネットはアメリカが本場、日本の数十倍と言われるサイト(ホームページ)の数から見ても、情報量の差は歴然です。たとえば、「SARS」という単語で検索すると、日本国内(Yahoo.co.jp)では約2万件のヒットに対し、アメリカ(Yahoo.com)では約50万件のサイトがヒットします。そして、いざアメリカのサイトを見ようとした場合にひっかかって来るのが、やはり言語の問題です。

 今月は、英語のサイトを見る時に役に立つ「翻訳サイト」のお話です。

 「翻訳ソフト」と呼ばれるものは、かなりたくさん出回っています。初期の頃は使いものにならないものばかりでしたが、最近では翻訳技術も進歩し、そこそこ仕事などにも使えるような翻訳をしてくれるようになってきました。もちろんこのような市販ソフトを使っても良いのですが、インターネットのページを簡単に翻訳するだけであれば、ネット上にタダで使えるものが色々あります。

 代表的な場所のアドレスを下に書いておきますと、(yahoo等から「翻訳」で検索しても、すぐ出てきますが)
ニフティー
 http://www.nifty.com/globalgate/
エキサイト
 http://www.excite.co.jp/world/url/
OCN
 http://www.ocn.ne.jp/translation/
ライコス
 http://translation.lycos.co.jp/

 これらのサイトの使用方法はどこもだいたい同じで、翻訳したいページのURL(http://www…)を入れ(まず見たい英語のページを表示させ、そのアドレスをコピーして貼り付け)、英語→日本語を選択してやると、翻訳されたページが自動的に表示されるようになっています。(和文英文併記も可能です。)ただ、ここでやってくれる翻訳は、完全な日本語からはほど遠く、なかには笑ってしまうような訳になることもありますが、だいたいの内容がつかめることと、辞書を引かなくて済むことでのメリットは大きいのではないでしょうか?
 上記の翻訳サイト、それぞれに得手不得手があるようで、同じアメリカのサイトを翻訳しても結果は少しずつ変わっています。色々なところを試してみて、自分が一番使いやすくて訳文がピッタリ来るところを使うようにすれば良いでしょう。

 蛇足ですが、このページの日本語→英語翻訳機能を使って、自分のホームページの英語版ができないかと考え、早速試して見ました。やはり、そのままではまともな英語にはなりません。市販の翻訳ソフトでも同様なのですが、まず、「主語の省略」は致命的です。また、「ぱそこん」「けいじばん」「ちゃっと」など平仮名単語は翻訳してくれません。「めっちゃ」などのくずれた口語文も、翻訳されずに日本語のまま表示されてしまいました。日本語→英語翻訳をうまく使うためには、まず、主語のはっきりした「わかりやすい日本語」に書き換えたあとで、翻訳するようにしないとダメなようです。


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