Windowsのアップデート

 
 夏真っ盛りです。今年こそ久々に海に行きたいと思ってはいるのですが、なかなか暇が見つけられないというか、めんどくささが先にたってしまって重い腰をあげることができません。毎年こうしているうちに夏が終わってしまうのです。

 今月は、少し難しいかも知れませんが、Windowsのアップデートについて書くことにします。アップデートとはもちろんバージョン(版)を新しくすることですが、例えば、全部同じように見えるWindows Me(98、XP)でも、パソコンを買った時期によって中身は少しずつ変わっています。OSというのは非常に複雑なプログラムなので、販売した後でも、間違い(バグ)が見つかるとその部分を少しずつ修正して、徐々に改善していくというのが普通になっています。間違いの種類も、「セキュリティーホール」と呼ばれるかなり深刻なものから、普通はほとんど遭遇しない軽微なものまでいろいろです。

 さて、メーカーから出荷されたばかりの新しいパソコンには、比較的最新のものが搭載されているのですが、古いパソコンを使っている人はどうすればいいのでしょうか?
 パソコン雑誌の付録CD等に、アップデートプログラムが付いている場合もありますが、いちばん手軽で確実なのは、インターネットを利用して直接マイクロソフト社のホームページからダウンロードする方法でしょう。

 方法は簡単です。インターネットがつながった状態で、インターネットエクスプローラのメニューバー(上の方にあるメニュー)の、「ツール」から「Windows update」をクリックします。これで、「Windows updateへようこそ」のページにつながって、必要なプログラムをダウンロードできるようになります。(もし、英語ばかりのページが出てくるようなら、「ツール」の「インターネットオプション」「言語」で、「日本語」をいちばん上に変更してください。)

 ページが表示されたら、まず「Windows updateについて」をクリックして、説明を読んでみてください。いろいろと難しいことが書いてありますが、完全に理解する必要はないと思います。読み終わったらもとのページに戻り、「製品の更新」をクリックしましょう。「お待ちください」の表示のあと、お使いのパソコンに応じたアップデートの内容が表示されます。(98なら98用、MeならMe用のプログラムが自動的に表示されるようになっています。)

 この中で、いちばん上にある「重要な更新と Service Pack」というところに表示されるのが、セキュリティー上の問題を予防するといったような大事なアップデートプログラムです。特定の操作でフリーズするというような不具合の解消に関係するものも、この部分に表示されますので、ダウンロードされることをおすすめします。アップデートプログラムの公開はかなり頻繁に行われるため、買ったばかりのパソコンでも一度このチェックはしておいたほうがいいと思います。

 もし、この部分に何も表示されないのであれば、お使いのパソコンのOSのバージョンは、そこそこ新しいと言えるでしょう。

 ダウンロードとインストールの方法は、上記ページの「最初にお読みください」のところに詳しく書いてありますが、希望のプログラムのチェックボックスにチェックを入れ、「ダウンロード」のボタンをクリックすれば、あとは「OK」とか「はい」だけで自動的にインストールされるようになっています。(再起動が必要な場合もあります。)

 そのほかにも、特定のソフトウェアのトラブルに対応するためのさまざまなプログラムが、ページの下の方に表示されますので、必要に応じてダウンロードされるのが良いでしょう。

 補足ですが、OSのアップデートプログラムは、かなりサイズの大きいものも多いので、通信速度の遅いアナログモデム等の回線ではちょっと苦しいかも知れません。ダウンロードを開始した時点で、「完了予想時間」(あと何分)の参考値が示されますので、電話代と相談しながら行ってください。

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