CD-RWについて


   
  もう師走。なんでこんなに時の経つのが速く感じられるのでしょう?小学生の頃の1年なんて、まるで永遠のように思っていたものですが…。

 さて今月の話題は、今、急速に普及しつつあるCD-RW(しーでぃーあーるだぶりゅ)についてです。最近のパソコンは、以前のCD−ROM(読み出し専用)に替わり、標準でCD−RWドライブを搭載しているものが大変多くなってきました。RWはRe-Writableの略で、書き込み可能なCDドライブ装置の意味です。これを使えば、好きな曲を集めた音楽CDの作成や、デジカメで撮った写真をCDに保存してアルバムとして利用するというようなことができます。
 ここで言うCD−RやRWは、「装置」すなわち「ドライブ」のことで、あの丸い円盤(ディスク)のことではありません。丸い円盤にもCD−RとRW(最近はDVDも)があって、書き込むだけのがCD−R(1枚50円程度)、消したり書いたり何度でもできるのがCD−RW(1枚400円〜600円)です。で、CD−RディスクやCD−RWディスクに書き込むための装置がCD−RWドライブなのです。ああ、ややこしくなって来た…。

 フロッピーなどと異なり、CD−RやCD−RWにデータや音楽を入れるためには、専用の書き込みソフトが必要になります。(新しいWindowsXPには標準でこの機能がついていますが。)書き込みソフトの代表的なものとしては、「B's Recorder GOLD」、「Easy CD Creator」などがあり、CD−RWが搭載されているパソコンにプリインストールされているのが通例です。

 CD−RWの用途として一番多いのが、何と言っても音楽CDのバックアップや編集でしょう。レンタルしてきたCDをコピーするのはもちろん違法ですが、車で聴くためとか、いつも持ち運ぶために、もう一枚欲しいことは多々あります。あるいはたくさんのCDの中から自分の好きな曲だけを集めたベスト盤を作りたいこともありますね。一枚をまるまるコピーするのは非常に簡単で、上記ソフトを立ち上げて「CDバックアップ」か「CDコピー」のボタンをクリックすれば、あとはパソコンの指示通りに進めていけます。

 注意すべき点としては、
@ 作業を始める前にスクリーンセーバーを止めておくこと。(スクリーンセーバーがかかると、書き込みがうまくいかないことがあります)
A 書き込み中には、パソコンで他のソフトを立ち上げないこと。(書き込みエラーが起きることがあります)
B 書き込み方式は「ディスクアットワンス」を選ぶこと、などです。
「ディスクアットワンス」方式では、一度書き込むと、容量がまだ空いていても、追加で書き込むことはできません。ただ、CDウォークマンなどのオーディオ機器は、この方式でないと再生できないものが多いのです。
普通のパソコンでは、ドライブが1台しかついていないので、最初に音楽CDを入れておき、データをいったんパソコンのハードディスクに移してから、音楽CDを抜いて、CD−RやCD−RWを挿入する、という少し面倒くさい操作が必要になります。

 複数のCDから曲を抜き出して1枚のCD−RやCD−RWに焼く(書き込む)場合には、曲を選択するときと、曲をパソコンに取り込むときのそれぞれに、CDを入れ替える必要がありますので、作業はかなりややこしくなります。とは言っても、最近のソフトはかなり親切に「次に何をするか」を教えてくれますので、ほとんど迷うことはないでしょう。

 音楽の場合には、何回も書き換えて使うということはほとんど無いと思いますので、CD−R(書き込み専用)を使ったほうが、CD−RWよりかなり安く上がります。
 音楽でなく、写真などの「データ」を保存する場合には、少し違うやり方になりますが、これについては次の機会に!

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