「自作ノススメ」その1       

  毎日ほんとうに暑いですね。今年も海には一回も入らずに終わってしまいそうな気がしますが、皆さんは泳ぎに行きましたか?
 この夏は小泉首相のメールマガジンがえらい人気だったようですね。読者の皆様の中にも加入された方もおられるのではないでしょうか。インターネットにはあらゆる種類のメールマガジンやニュースグループがありますので、興味本位で入って見たりするのですが、山ほど送られてくるメールもついつい読まなくなってしまって、いつのまにかハードディスクのお荷物っていうパターンが多いようですが…。

 さてさて、この間、初めてパソコンを自作しました。今までにも何回か作ろうと思って、パーツ屋さんには足を運んでいたのです。でも、どうせ作るなら速くて良いものを、と思ってパーツを選んでいるうちに、「これやったらメーカー品を買ったほうが安いやんか!」ということになってしまって、結局は取りやめにしていました。
 今まで主に使っていたパソコンは、Celeronの300MHz(教室の中でもいちばん遅い!)しかなかったので、ちょっと大きな画像をいじったりすると、遅さのストレスを感じていました。特に、音楽関係のファイルを扱おうとすると、非力はいかんともしがたく、ちょっと音をたくさん重ねるだけで音飛びが発生したりするので、そろそろ限界かなと思っていました。
 今年になって、アメリカのIT不況の影響か、メモリーやCPUが一段と安くなり、10万円も出せばすごいのが作れるようになってきたらしいので、思い切って作ってみることにしました。
 初めは、自分で全部のパーツを選ぼうと考えて、いろいろな本を調べて、リストアップしてDOS/Vショップに行ったのです。でも店の中で壁にかかっている「おすすめモデル」のチラシを見ると、自分が集めようとしている部品が、ほとんどそのままセットされているではありませんか。しかも、バラで買い集めるよりかなり安く!
 というわけで、結局、その「おすすめモデル」をほとんどそのまま買うことにしました。CPUはPentiumVの1GHz、CD/RWつき、HDは30G。別に買い足した部品は、イーサネット用のLANボードと、音だけは少しちゃんとしておきたかったので、ソフト音源付きのサウンドボードを買いました。ディスプレイは、液晶にしたいのはやまやまでしたが、予算の関係からやむなく普通のCRTになりました。大きさだけは17inchですが。あと、OS(Windows)も買わなくてはいけません。別のパソコンに付属していた物をインストールすることもできるのですが、これは違法行為になりますので。

 ショップで手渡されたときにはそうも思わなかったのですが、家に帰ってパーツを床に並べてみて、ちょっと途方に暮れました。かなり多いんです、細かい部品が。おまけに説明書も何もついてはいないので、どこから手をつけてよいのやら…しばらく眺めていました。
 気を取り直して、前に古本屋で買った参考書を引っ張り出し、その本と首っ引きで組み立てを始めました。プラスドライバー1本あればOK!と書いてあったので、とりあえずドライバーだけを握って。
 最初に突き当たったのは、CPUクーラーの取り付けでした。CPUは、使用中に熱を発生(知恵熱?)するのでファンとアルミのヒレ(ヒートシンクという)をくっつけなければいけないのですが、周りの部品にぶつかってしまって、どうしても取り付けられません。どうも大きすぎるみたいです。「これは部品が間違っているに違いない」と思ってショップに電話しました。結果は笑い話でした。PentiumVのパッケージに入っているのとは別の、もっと小型のファンとヒートシンクがちゃんと入っていたんです。(もっとちゃんと自分で調べてから電話してほしいと思ったやろなぁ…)

 紙面の都合で完成まで書けませんでした。続きはまた来月書くことにします。

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