ファイルの開き方


   
 年が明けたと思ったらもう一ヶ月が経ってしまいました。憧れの21世紀も、何事もなかったように日々が過ぎて行きます。でも、よ〜く考えてみたら、「世紀」なんてキリスト教文明の産物で、異教徒の人にはもともとあまり意味のないものだったんですね。

 さてさて、引き続き超初心者向けパソコン講座を続けます。パソコンを買ってしばらく経って、そこそこパソコンが使えると言える方でも、意外に知らなかったりするのが、文書など「ファイル」の開き方やコピーの仕方です。今月もやさしい例を用いながら、「ファイルの開き方」などについて練習していきましょう。
ずっと前にも書きましたが、「ファイルを開く」すなわち文書や画像などを、パソコンのハードディスクやフロッピーから呼び出して画面に表示する方法は、たくさんあります。代表的な開き方を復習してみましょう。

1.アプリケーションから開く

「アプリケーション」とは、「WORD」や「EXCEL」「ペイント」などのソフト(プログラム)のことです。自分が開きたいものがどのアプリケーションで作ったかがわかっている場合にはこの開き方が一般的ですね。「スタート」ボタンや、デスクトップ上のアイコンから、まずこれらのアプリケーションを起動し、その中のメニューから開きます。

2.ファイル自体をクリックして開く

フロッピーの中に入っているファイルを開く時には、この方法が一番速いかも知れません。開きたいファイルが入っているフォルダをまず開いて、その中の目的のファイルをダブルクリック(最近はワンクリックで開くようにもできる)します。そうすると、あらかじめ決まっているアプリケーションが起動して、自動的にファイルが開かれます。フロッピーの中の文書などを開きたい時には、「マイコンピュータ」「3.5インチFD」を開いて行きますね。この方法で注意が必要なのは、「そのファイルが作られたアプリケーションで開かれるとは限らない」ということです。例えば、先月「ワードパッド」で作成した文書(たぶん、「マイドキュメント(My Documents)」の中に入っています)をダブルクリックして見ましょう。ほとんどの方は、「ワードパッド」でなく、「Word」が起動したと思います。これは、「ワードパッド」で作成した文書の「拡張子」(どのアプリケーションで作ったかがわかるための記号)が「.doc」で、「Word」と共通だからなのです。同様に拡張子が「.bmp」のものは普通「ペイント」が起動しますが、パソコンの設定によっては「Photo Editor」とか「Photo deluxe」で開かれることもあります。どのアプリケーションで開くようにするのかは変更可能ですが、これはまたの機会に。

3.「最近使ったファイル」から開く

1台のパソコンを使っている場合には、この開き方が最速です。「スタート」ボタンから「最近使ったファイル」にポインタを合わせると、右側部分に最近使った(作った)ファイルがズラッと並びます。これをクリックすればそれでお目当てのファイルが開きますので超簡単です。ここでの注意点は、あたりまえのことですが、フロッピーに保存したファイルは、そのフロッピーを入れていないと開くことができないということです(メッセージが出ます)。

最近、メモリーが大変安くなってきていますね。パーツ屋さん(DOS/Vショップ)などでは128MBのものが5000円以下で入手可能だと思います。
(ただし、この価格はデスクトップ用のもので、ノートパソコン用はもっと高価です。)
「マイコンピュータ」を右クリックして、「プロパティー」を見れば、ご自分のパソコンに搭載されているメモリー(RAM)の容量を見ることができます。もし、64MB程度のメモリーしか無くて、動作が遅くなってきたと感じられる方は、この機会にメモリーの増設をされてはいかがでしょうか?特に写真などを開いた時のスピードが、かなり速くなると思います。

かんたんパソコン講座目次
トップ アイコン
トップ