ホームページを持とう! その2

 先月号に引き続いて、ホームページの作り方について書いてみます。
まず用意したいのが「ホームページ作成用ソフト」です。いわゆるワープロソフト(「Word」や「一太郎」など)でもできないことはないのですが、きれいにそれらしく作ろうと思えば、やはり専用ソフトにはかないません。
 例によって色々なソフトがあって迷ってしまいますが、「ホームページビルダー」「フロントページ」「ページミル」などが有名です。当教室では「ホームページビルダー」を使っており、教室のホームページも、ほとんどこれで作りました。最近では、これらのソフトがはじめからプリインストールされたパソコンもありますので、みなさんのパソコンにも、すでにこのうちのどれかが入っているかも知れません。「スタート」→「プログラム」から探して見てください。

 そうそう、大切なことを忘れていました。自分が作りたいホームページのテーマを決めることです。「私のデジカメギャラリー」とか、「ハーブについて教えてあげる!」とか、「おいしいパンの作り方」とか、「私のダイエット成功(失敗)記録」とか、何でもいいのです。できればいつも変化があって、しょっちゅう更新できるもののほうがいいでしょう。
 少しでも多くの人に見てもらいたいと思うのであれば、一般受けする話題がいいのでしょうが、(「ダイエット失敗の日記」などはかなり見に来る人が多いらしい)あれこれ考えすぎるとなかなかできません。何でもいいからとりあえず立ち上げておいて、あとから少しづつ充実させていけばいいんです。

 さて、作成ソフトを手に入れて、テーマが決まったら、いきなり作り始めてしまいましょう。
「ホームページビルダー」を例にとれば、「新規にサイトを作る」「テンプレートより複数ページを作成」と進んで行けば、「ジャンル」や「テーマ」を選択する画面になります。ここで、自分が作りたいホームページのイメージにいちばん近いものをクリックして選んでいくと、自動的に背景や挿絵が選ばれて、複数のページが作成されます。文字を入れるところには、はじめからサンプル文字が入っていますので、これらの見出しや内容を変更すれば、めんどうな設定も不要です。HTML言語で直接編集もできますので、お仕着せだけではご不満の方は、直接編集で細かい部分を変更して見られたら良いと思います。

 自分で描いた絵や、写真などを載せる時には、そのファイル形式をjpgかgifにするのが良いでしょう。bmpのままでもできないことはないのですが、ファイルサイズが大きくなるので画面表示が極端に遅くなってしまいます。また、他の人の絵などを使用する場合は当然著作権の問題が出てきます。「著作権フリー」と明記されたものでない限り、たとえ趣味で作るページと言えども、作者の承諾が必要ですので注意してください。
 できあがったホームページは、すぐにでも公開したいものですが、しばらくの間は自分のパソコンの中で、できるだけたくさんの人に見てもらって意見をもらうようにしましょう。思いもよらない間違いが見つかったりします。

 さて、こうして細部の修正が終わったら、いよいよ自分のプロバイダにファイルを転送して、公開ということになります。(「アップする」と言います。)転送の仕方は、プロバイダによってまちまちですので、送られてきた説明書などをよく読んでから行ってください。

 2回にわたってホームページ作成について書いて来ましたが、多少なりともお役に立ちましたでしょうか?


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