モバイル・もばいる

 そろそろ暑くなってきました。教室のパソコンは液晶タイプではないので、パソコン本体とディスプレィ部分を合わせた発熱量は、かなりのものです。冬場は暖房の代わりになって好都合なのですが、これからの季節、ちょっと暑苦しくなってきそうです。 

 仕事上でのメールのやりとりがあるため、ノートパソコンをひとつ持っています。モバイル・コンピューティングと言うほどおおげさなものではありませんが、外出先(公衆電話ボックス)からメールチェックをしたり、宿泊先で暇な時には、インターネットをながめたりしています。携帯電話をつなげばもっと便利なのでしょうが、電話代が高くつくのと、人前でノートパソコンを開くのは何となく恥ずかしいという理由から、そこまでは踏み切れていません。

 このあいだ、大失敗をしてしまいました。ホームページのアドレスからもおわかりかと思いますが、プロバイダーはJustnet(ジャストシステム)に入っています。このプロバイダーは、日本各地にアクセスポイントを持っているので、旅行の時などは、旅行先にいちばん近いアクセスポイントを探して、そこに電話をかけて接続することになります。
先月、北海道に行く用事があったので、前もって札幌のアクセスポイントを調べて、ノートパソコンの設定(接続先)を変更して、でかけました。
 札幌滞在中は、宿泊先のホテルから、あちらこちらとメールをやりとりしたり、インターネットサーフィンをしたりして、(当然、市内通話料金で)楽しんできました。
さて、大阪に帰ってきて、またいつものようにノートパソコンを電話線につなぎ、メールチェックをし、ついでにインターネットを1時間くらい見たあと、終了しようとしたところ、「Just札幌から切断します」のメッセージ。なんということ!、パソコンの設定を元に戻すのを忘れていたため、札幌に1時間も電話してしまったのでした。翌月の電話代請求がいつもより大幅に高かったのは言うまでもありません。

 携帯電話がすごい勢いで進歩してきました。最近のものは、漢字混じりの電子メールがやり取りできるばかりでなく、インターネットも見ることができるようです。ノートパソコンから直接(電話機につなげずに)電話できるようにならないものかと思っていましたが、携帯電話そのものにインターネット機能がつくようになるとは思ってもみませんでした。もうしばらくすれば、画面もずっと大きくなって、カラー化されるのかも知れません。電話回線を通じて、家に置いているパソコンとデータのやり取りも簡単にできるようになりそうです。カメラなども付いたりして、携帯電話から携帯電話に写真や動画を送ることも可能になるでしょう。そうなってくると、持ち運びできる「ノートパソコン」の存在意義がどんどん薄れてきますね。
デジタルカメラなどのことを考えてみても、ちょっと前までは、自分で撮った写真を、すぐにメールにして送信するなんて、夢物語だったのですから、本当にこの方面の技術の進歩には恐ろしいものがあります。もうこれ以上、便利になる必要はないのではないかと考えているのは、私だけでしょうか???

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