USBについて

 先月号でホームページ開設のお知らせをしましたが、この1ヶ月の間に思いのほかたくさんの方に見ていただきました。これからも少しずつ更新して、内容を充実させて行きますのでよろしくお願いいたします。また、今月から、パソコンやパソコン教室についてのご質問も、ホームページ上からのメールで受け付けていますので、ご遠慮なくどうぞ。

 さて今月は、最近はやりの「USB」についてです。最近のパソコンには、ほとんどこの「USB端子」が付いていますし、これに対応した周辺機器もたくさんありますので、ご存知の方も多いかも知れません。 「USB」は「Universal Serial Bus」の略で、(「汎用直列接続回路」とでも訳しましょうか?)パソコン本体と周辺機器を接続するための新しい方法(規格)のことです。

 少し前までは、マウスやキーボード、プリンターなどの入出力機器の接続ケーブルは、それぞれパソコン後側の専用カプラ−に接続されていました。また、後から購入したハードディスクやスキャナーなどを接続するためには、多くの場合パソコンのカバーを開けて、「ボード」を追加するという厄介な作業が必要でした。さらに、これらの機器をつないだり外したりする時には、いちいちパソコンを終了させて電源を切る必要がありました。 これらの不便さを一気に簡単化してくれたのが「USB」です。もともとはアップル社がMac用に開発したものでしたが(iMacはUSBしかついていない)、ライセンス料を設けなかったため、Windowsパソコンでも採用することになって、一挙に世界標準になってしまいました。 (正式サポートはWindows98から)

 「USB」の良いところは、とにかく接続が簡単にできるというところでしょう。パソコンの電源が入っている状態のままで、小さなコンセントみたいな接続部を挿し込めばそれで終わりです。初めてつなぐ機器の場合は、最初だけ「ドライバーのインストール」という作業が必要ですが、あとは何も考えずに、パソコンの電源を切ることなく、つないだり外したりが自由にできるようになります。ノートパソコンのユーザーにとっては特に便利だと思います。

 もうひとつの良い点は、「いっぱいつなげられる」ということです。「USB」の端子がパソコンにひとつしかついていなかったとしても、「ハブ」と呼ばれる、いわばタコアシ配線用の機器を介して理論上127台の周辺機器を接続することができます。プリンターやスキャナーなどは、従来の接続方法にくらべてケーブルが細いため、取りまわしが楽で、置き場所の自由度が増えるというメリットもあります。 新しいプリンターでは、従来のパラレルポートとUSB端子を両方備えたものもあり、この両方を使うことにすれば、ネットワークを意識することなく、例えばiMacとWindowsでプリンターを共有することもできます。

 このように便利なUSBですが、少し弱点があります。それは従来のSCSI(スカジー)接続に比べるとデータ転送速度が遅いということです。プリンターやスキャナー程度の接続なら問題になることはありませんが、外付けハードディスクやMOなどを接続して、画像などの大容量データを高速でやりとりする必要がある場合には、遅く感じることがあるかも知れません。

 ホームページアドレスの"〜"(波型記号)の入れ方についてご質問を受けました。新しいパソコンならキーボード上列数字キー右方の"へ"のところにあります。(Shiftを押しながら) ちょっと前のパソコンでもやはり同じようにShiftを押しながら"へ"なのですが、このキーには"〜"が書かれていないので混乱しますね。

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