「ハードディスクの整理 Part2」

 前回は「デフラグ」の方法について書きましたが皆さんやって見られましたでしょうか? 今回は、引き続きハードディスクの整理ということで、不要ファイルの削除について書かせていただきます。

 前にも書きましたが、Windowsパソコンの場合、大きなデータを扱っている時にメモリが足りなくなると、勝手にハードディスクの一部をメモリとして使い始めます。このため、ハードディスクの空き容量があまり少なくなりすぎると、動作が極端に遅くなったり、フリーズ(操作をぜんぜん受け付けなくなる)しやすくなったりします。

 最近のパソコンではハードディスク容量が4〜6 GB(ギガバイト)もありますので、容量不足になることはまず無いと思いますが、2〜3年前のものだと、ほとんど使わないようなソフトがテンコ盛り状態でプリインストールされているものが多く、新品の状態でもあまり空いていないようなものもありました。

 空き容量の確認方法は、「マイコンピュータ」を開き、「Windows95(C:)NEC の旧PC98は(A:)」を右クリックして「プロパティー」を見ます。青色が使用領域、紫色が空き領域で、その右のほうに「1.2GB」とか「45MB」という風に残り容量が表示されています。作業内容にもよりますが、空き容量は最低でも100MBは確保しておきたいところです。

 さて本題に入りましょう。使わないソフトを消す(アンインストールという)にはどうしたらいいのでしょうか?「スタート」から「プログラム」を見てみると、実にたくさんのプログラムが入っていることがわかります。長いこと使っているパソコンでも一度も使ったことが無いようなものもあるのではないでしょうか?これらすべてのプログラムやデータのファイルは、「マイコンピュータ」から「Windows95(C:)または(A:)」を開くと見る事のできるハードディスク内のフォルダーに入っています。少しパソコンの中身がわかってくると、どのフォルダに何のプログラムが入っているのかがわかるようになってきます。たとえば「Just」というフォルダには、「一太郎」関係のものが入っていますし、「MsOffice」というフォルダには、EXCELやWORDなどが入っています。

 これらのフォルダーを、そのままごみ箱に捨てれば削除できると考える方もおられるでしょうが、このやり方はタブーです。Windowsパソコンの場合、該当するフォルダだけでなく、いろんなところに関連する小さなプログラムがばらまかれていますので、不要と思われるフォルダを丸ごと削除しても、他のところにある関連プログラムがまったく削除されずに残ってしまうばかりでなく、立ち上げ時にエラーメッセージが出るようになったり、最悪の場合、立ち上がらなくなったりします。(この辺はMacのほうがシンプルです。)

 そんなわけですから、不要ソフトを削除する時には必ず「アンインストーラー」と呼ばれる削除用プログラムを使う必要があります。 親切なソフトの場合は、自分自身でアンインストーラーを持っています。「スタート」「プログラム」から進んでいったメニューの中に、「…アンインストール」とか「…削除」とか、英語で「uninstall…」などと書かれたところがあればそれをクリックして削除用プログラムを起動できます。 これがないものについては、Windowsに付属のアンインストーラーを使いましょう。「マイコンピュータ」「コントロールパネル」の中に、「アプリケーションの追加と削除」があります。これをクリックすると、自動的に削除できるソフトウェア(プログラム)のリストが表示されますので、クリックして選択し、「追加と削除」のボタンを押してやれば削除されます。「共有ファイル」も削除するかどうか聞いてくる場合がありますが、自信が無ければ残しておくほうが無難でしょう。


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