「拡張子とは?」

  過ごしにくかった季節も終わり、そろそろ秋の夜長を楽しめる気候になってきました。インターネットにはまって、睡眠不足の方も多いのではないでしょうか?

 さて、今回はWindowsの特長であり、弱点とも言われている「拡張子」(かくちょうし)について書いてみたいと思います。

 みなさんは、ファイルを開く(たとえば、以前自分で作ってフロッピーに保存してある文書を画面に表示する)とき、どういう方法をとっておられるでしょうか?例によって色々な方法があります。ちょっといくつかの方法をあげてみますと、

@ スタート→「最近使ったファイル」から選択。
A ワープロソフト(「WORD」や「一太郎」)を起動し、「ファイルを開く」から読み込む。
B 「マイコンピュータ」から「3.5インチFD」を開き、必要なファイルをWクリックする。
C同じく「3.5インチFD」から開きたいファイル をデスクトップの「WORD」や「一太郎」のアイコン上にドラッグ&ドロップする。

などの方法がありますね。

 これらの方法の中で、今日はBの方法に注目してみましょう。フロッピーには文書ばかりでなく、色々な種類のファイルがはいっているとします。 その中から、文書のファイルを選んでWクリックすると、パソコンは勝手に「WORD」や「一太郎」などのワープロソフトを起動し、その文書を開いてくれます。もし、Wクリックしたファイルが画像とか写真なら、「ペイント」や「フォトデラックス」などの画像用ソフトが起動します。

 いったいパソコンは、ファイルの種類(何のソフトで開くのがいいか)をどうやって見分けているのでしょうか? 実は、ファイル名の後の部分につけられた3〜4文字の記号によって、パソコンは何のファイルかを識別しているのです。(Macを除く) 一般的に、英字3文字であらわされるこの部分は「拡張子」と呼ばれ、現在のWindowsパソコンには無くてはならないものとなっています。

 通常はこの「拡張子」の部分は見えないようになっていますので、次の操作をして見えるように変更してみましょう。
@ 文書等の入っているフロッピーを挿入し、「マイコンピュータ」から、「3.5インチFD」を開く。
A 上部メニューの「表示」→「オプション」の「表示」タブをクリック。
B 「登録されているファイルの拡張子は表示しない。」の部分をクリックして、四角の中についているチェックをはずす。
C OKボタンをクリック。

 この操作で、それぞれのファイル名についている拡張子が表示されるようになったと思います。 たとえば、 「WORD」のファイル→ .doc  「一太郎」のファイル → .jtd 「EXCEL」のファイル→ .xls  「絵」のファイル→.bmp や .jpg  「音」のファイル→.wav  「プログラム」ファイル→.exe  「フォント」のファイル→.fnt  などなど、たくさんの種類があります。どの拡張子のときにどのソフトを起動するかということについては、あらかじめ決められており(もちろん変更することができますが)、Wクリックした瞬間にパソコンは拡張子を読み取って、それに見合ったアプリケーションソフトを起動することになります。ですから、不用意にファイルの名前を変更し、拡張子が変わってしまうと、パソコンは何のソフトで開いたら良いのかがわからなくなり、結果的に自分の作った文書が読めないなどということにもなりかねないので、注意が必要です。
かんたんパソコン講座目次
トップ アイコン
トップ