「声付きの文書っていったい?」

 先月は、「メモリー増設」というどちらかといえばハードの話題でしたが、今月は「声」付きの文書作りにチャレンジしてみましょう。 パソコンをワープロとして使用されている方には、少しイメージが湧きにくいかも知れませんが、今のパソコンでは、絵や記号を貼り付けるのと同じような感覚で、作っている文書の中に、「声」や「音」を貼り付けることができます。

 「WORD」や「一太郎」などのワープロソフトでももちろんできますが、今日はWindows95に標準で付属している簡単なワープロソフト「ワードパッド」を使うことにしましょう。 (パソコンにはマイクが付いている必要があります。)

 まず、貼り付ける音を準備しなければいけませんので、自分の声をパソコンに録音してみることにしましょう。 スタート→プログラム→アクセサリ→マルチメディアとたどって行き、その中のサウンドレコーダーをクリックします。 中央部に緑色の線がある小さな画面が開きますが、よく見るとテープレコーダーのようなボタンが並んでいることに気づくと思います。このボタンを操作することによって、パソコンをテープレコーダーとして使うことができるのです。(短時間の録音しかできませんが) さて録音です。赤丸のついたボタンをクリックすると録音が始まりますので、マイクに向かって何かしゃべってください。 録音の停止は、四角マークの停止ボタンをクリックします。ちゃんと録音が出来ているかどうか三角マークの再生ボタンをクリックして確認してみましょう。ご自分の美声?がパソコンのスピーカーから聞こえれば成功です。

 録音が完了したら、これを保存しておきましょう。サウンドレコーダーの「ファイル」の「名前をつけて保存」を選ぶと、保存する場所と名前を指定する画面がでます。、保存する場所についてはどこでも良いのですが、後から見つけやすくするため今回は「デスクトップ」にしましょう。 (保存する場所を入力する四角い部分の右横の「黄色いカギ形上向き矢印」を何回かクリックすれば「デスクトップ」になります。) 名前も何でも良いのですが、今回はKOEにしましょう。KOEと入力して保存ボタンをクリックすればOKです。サウンドレコーダーを閉じて、デスクトップ(初期画面)を見てみましょう。画面にはKOE.wavというスピーカー形のアイコンができているはずです。試しにこれをWクリックしてみると、自動的にサウンドレコーダーが起動して、声が再生されます。

 さて、いよいよ文書への貼り付けです。スタート→プログラム→アクセサリとたどり、その中の「ワードパッド」を開きます。 ワードパッドは簡単なワープロソフトで、罫線機能はありませんが、短い手紙などの文書を作るのであれば充分使えます。

 何か適当に文字を打ち込んだら、いよいよ「声」の貼り付けです。貼り付け方はメチャカンタン!さきほどのデスクトップ上に作ったKOE.wavのアイコンを、今作っている文書上にドラッグ&ドロップするだけです。「WORD」や「一太郎」などの文書にもまったく同様に貼り付けが可能です。(一太郎の旧バージョンは無理かも?) この文書をフロッピーに保存して渡すか、Eメールで送付すれば「声」入りメッセージの出来上がりです。受け取った人は、文書中のアイコンをWクリックすれば、作った人の声が聞こえるということになります。いろいろ遊べそうな気がしませんか?

注:wavファイルは数秒の長さでも音質によっては数百Kバイトにもなります。Eメールで送る時には圧縮して送るべきでしょう。

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