Skypeについて再び

 そろそろ日差しが強くなってきました。震災の被災地からもようやく復興のニュースが聞かれるようになってきました。一日も早く普通の生活ができるようになられることを祈ります。

 さて、以前この欄で「Skype」について書かせていただいたのは2007年3月のことでした。当時の記事は、パソコンにマイクとヘッドフォンを追加、あるいは備え付けの装置を使ってパソコンを電話化し、電話代を節約しよう、というような趣旨だったと思います。

 早いものでそれからもう4年が経過し、その間に携帯電話がどんどん進化してパソコン化し、スマートフォンと呼ばれるものが生まれてきました。スマートフォンは小さいパソコンそのものなので、当然Skypeが便利に利用できます。先の大震災時、普通の携帯電話が通信規制でまったく使えない中で、パケット通信であるSkypeの通話はあまり問題なく使えたということから、緊急時の連絡ツールとしても見直されつつあるようです。

Skypeで提供されるサービスには有料と無料のものがあります。無料で利用できるのは、

@Skype同士の通話
A複数参加で電話会議
B文字でのチャット
Cビデオ通話(1対1)

有料のものは、

@Skypeでない電話(固定・携帯)との通話
A複数参加でのビデオ会議
などです。

 親しい友人や家族がみんなSkypeに入っていれば、普通の会話はもちろん、ビデオ(動画)映像込みの通話がタダで可能になります。もちろん通常の携帯電話でも同じ通信会社の携帯同志であれば同じようなものなのですが、Skypeなら違う会社のスマートフォン間でも通話料金は不要というメリットがあります。

 パソコンへのSkypeインストール方法は、インターネットのSkype公式サイトからダウンロードするのが一般的です。

 http://www.skype.comにアクセスし、「Skypeをダウンロード」(無料)を選択、画面の指示に従ってアカウントの作成を行います。「Skype名」のところは、登録後の電話等使用時に相手のパソコンや携帯電話に表示される名前となりますので、ローマ字で適当なものを入れてください。Facebook同様、仕事で利用される方は実名で登録されている方が多いようです。これは登録者の友人や知人が同様にSkypeに登録した際に、お互いに見つけやすくするためですが、実名を出すのが不安であれば略称やニックネームなどでももちろんかまいません。パスワードは、スマートフォンで利用する際にも必要になりますので、忘れないように必ずどこかに控えておいてください。それに引き続いて、セキュリティーのため画像で示される読みにくい文字を読み取って入力する部分があります。これが少しわかりにくいのですが、もし失敗しても何度でもトライできますのでご安心のほど。

 指示された項目をすべて入力して「同意−続行」をクリックすると、ダウンロードとインストールが進み、パソコンでSkypeが使用できる状態になります。普通のインストール状態ではデスクトップにアイコンが作成されるので、次からはこのアイコンをクリックして使用開始です。最近のノートパソコンでは、マイクロフォンやビデオカメラなどが画面付近に付いているものが多くなっていますので、これだけで動画付きの会話が楽しめるようになります。

 スマートフォンで利用するときにもやはりアプリのインストール作業が必要です。パソコンで登録済であれば、インストール後すぐにそのSkype名とパスワードを入力して通話等が始められます。登録段階からスマートフォンで行う場合は、パソコン同様のアカウント作成作業が必要ですが、パソコンよりは簡単に済ませることが出来る模様です。

 普通の電話と違って少し面倒な点は、相手がSkypeをオンラインにしていないと繋がらないというところです。そのため通話の手順は、まず相手に対してコンタクト要求を送り、相手がそれを受けて通話を許可してから通話開始、という過程を経なければなりません。スマートフォンならばSkypeが「オンライン」に、相手がパソコンの場合は当然パソコンがの電源が入っていてSkypeが起動している必要があります。

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