「復習」キーボード

 
記録的暑さの夏がようやく終わったと思ったら、どうも今年は例年より寒くなるのが早いとのことで、扇風機を片づけないうちにヒーターのお世話にならないといけないような肌寒さを感じる季節になりました。

 さて、パソコンの重要な入力デバイスの一つである「キーボード」については、過去にも何回か話題に取り上げてきました。文書作成やメールの文字を入力するためには、イヤでもこのキーボードのお世話にならなくてはいけません。効率的な入力には、いわゆる「ブラインドタッチ」(キーボードの文字を見ないで入力すること)が必要ですが、その他にもいろいろ知っておけば便利な「コツ」や「便利な裏技」があります。今月はそんな「コツ」や「裏技」の特集です。パソコン歴がかなり長く、ブラインドタッチがスイスイ出来る方でも意外に使っていない機能もあると思いますので、一度復習してみてください。


@CTRLキー

 キーボード左下部にあるこのキーは、主に他のキーと一緒に押すことで特殊な機能を発揮します。良く使うのはCTRL+A(すべて選択)、+C(コピー)、+V(貼り付け)、+X(切り取り)。小指で   CTRLキーを押しながら他の指でこれらのキーを押すことで、上記操作がかなり速くできるようになります。ちなみにCTRL+Sは「上書き保存」、文書作成中にちょっと席を外す時などに素早い操作が可能です。
CTRLキーはファイルの複数選択にもよく使われます。例えば写真のファイルを同時に複数枚印刷したい時などには、CTRLキーを押しながらクリックすればそのファイルが追加されますね。

AALTキー
 何かのウィンドウが開いている状態でALTキーを押すと、メニューバーのメニューがキーボードだけで操作できるようになります。例えばファイル(F)や編集(E)など、メニュー文字の後ろについた英文字をALTに続けて押すことでこれらのメニューが実行されます。これもノートパソコンなどでマウスが使いにくい環境での使用には便利な機能です。


B変換と無変換キー

 文書作成時の日本語変換はスペースキーで行っておられる方がほとんどと思いますので、この変換と無変換のキーは使う頻度が少ないのですが、以下の機能は知っておくと便利です。
スペースキーで候補を選択し、ENTERキーで確定した後でも、変換キーを押せば確定前の候補をもう一度選びなおすことができます。間違って変換した場合などに再入力の手間が省けます。
 無変換キーは、「ひらがな」「全角カタカナ」「半角カタカナ」を交互に変換してくれます。振り仮名の入力など、半角カタカナを多用するような文書作成時には意外に便利な機能です。


C記号の入力(カッコ内の入力で変換)

 〒(ゆうびん)、u(へいほうめーとる)、пiでんわ)、℃(ど)、▲(さんかく)、※(こめ)、★(ほし)などが良く使われる記号です。
 この他、「すうがく」と入力して変換すれば、±、√、÷、∞など、数学でよくつかわれる記号が候補として出てきます。ただし、これら記号のなかにはWindowsでしか使えないものがあって、相手がMacのパソコンの場合には文字化けの可能性が高くなりますので要注意です。
 メールでよく使われる顔文字なども、「かお」で変換して「顔文字」を選択すれば、どれを使うか迷ってしまうくらいたくさんの候補が出てきますので、バラエティーに富んだ顔文字が使えます。

 こうして書いていくとキリがありません。ネット上にはこういった便利な使い方を解説しているサイトもたくさんありますので、いろいろ検索してみてください。

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